小さい頃のおばあさんとの思い出

小さい頃、夏休みにはおばあさんのところに遊びに行ってました。

一人で汽車に乗せられて、昔なので母親が降りる駅が同じ駅の人に、着いたら出口改札まで連れて行ってもらえるように頼んだりしてました。

時には、両親と一緒に車で行って一人、おばあさんのところに残ってたりもしました。
だいたい一週間から10日くらいです。

 おばあさんの家は漁港が歩いて数分の所なので、毎日のように夕方くらいにアジ釣りに行ってました。
そのころの竿は、竹を背丈くらいに切っただけのものでした。
今はもう見ることも無いです。

その竹竿に針、糸(テグス)とウキ、ガン玉つけただけの仕掛けでした。
エサはオキアミがあれば上等で、だいたいはアジの身を小さく切ったのを針につけて釣ってました。

フグが釣れればその尾っぽの方をカミソリで小さく切り身にして使ったりしました。
フグの方が身が固いので持ちが良かったような気がします。
大きくなってからは、よくそんなもので釣れていたなと思います。

 たまに大物が来て糸が切れると、おばあさんのところに戻っておじさんに直してもらってまた戻る、といった事もありました。
大物は今思えば多分、ボラだったんだろうなと思います。
釣りあげたことは無いので実際にはよくわかりません。

 アジがあまり釣れないと粘って、夜遅くまでやっていると、おばあさんが「もう帰ろう。また、明日にしたら」と迎えに来てくれてました。
そのおばあさんはもう何十年も前に無くなりましたが、大好きなやさしいおばあさんでした。